こんにちは。
強いチームを作り上げるために必要なことの高校バスケ編です。
高校バスケはいかにして勝つか、そのための努力をし続けられるかです。
その中で、子どもたちはさらに成長していくでしょう。
高校バスケにおいて重要なこととは何なのでしょうか。
高校バスケで大きく変わること
さて、ミニバスから中学バスケへの移行では、リングの高さやボールの大きさ、3Pシュートの開始などかなり大きな変化が競技としてあります。
それに対して、中学バスケから高校バスケでは競技的に大きく変わる面はありません。
しかし、求められるパフォーマンスが大きく変わります。
これはミニバス~中学バスケとは比較にならないほどのものです。
具体的に言うと、スピードとコンタクト(身体接触)が、中学バスケとは比較にならないほどに強度が上がります。
もはや、別のスポーツと言って良いレベルで変わるといっても過言ではありません。
その結果、強豪校では1年生(入学時)と3年生(引退時)では身体が一回りも二回りも大きくなります。
高校のバスケに携わっている方は実感されているのではないでしょうか。
これは競技の激しさと求められる身体機能がどれほど高いものであるかを物語っています。
逆に言うと、この強度に耐えられなければ、残念ですが競技についていくことは難しい(勝てない)ということになります。
痛くて、細くて、軽かったのが原因でしょう。笑
高校バスケで求められる身体機能
競技的にスピードとコンタクトが大きく変わるということは上述の通りですが、
具体的な身体機能としては何が求められるのでしょうか。
まずは、スピードについてです。
バスケにおいてスピードが上がるということは、急激な加速があり、急激な減速があるということです。
陸上競技ではトップスピードから急にストップすることは稀ですし、サッカーではボールを蹴った後に身体を投げ出して転ぶことが多々あります。
それに対し、バスケットは急加速からストップ(転ばずに止まる)が競技特性として求められます。
しかし、バスケの場合はその後にシュートの体勢を取る必要があるので、転ぶことは許されず、ストップが必要になるのです。
高校になるとこの動きが段違いに上がりますので、もちろん筋肉、関節への負荷が上がります。
ということは止まりきれずに一発外傷もあれば、疲労蓄積によるスポーツ障害も頻発することでしょう。
次にコンタクトです。
選手が高校に入り衝撃をうけるのはコンタクトの激しさではないでしょうか。
安易に上級生同士のリバウンドに競り合うと跳ね返されます。
このコンタクトで勝つためには絶対的な質量が必要です。つまり体重ですね。
中学時代から重い体があれば、高校のコンタクトにはすぐに慣れるでしょう。
しかし、重さがない選手は高校で闘うために、いきなりかなり厳しい壁にぶつかります。
そして残念なことに体重は急に増えません。なぜなら厳しい練習で消費カロリーも増加するからです。
例えば1年かけて10kg増やしたとします。それでも、1年の内にぶつかり合いを避けるプレーが無意識的に身につくでしょう。
高校で勝つとはまさにそういった世界です。
・ 絶対的な質量(体重)
高校で強いチームを作り上げるために必要なこと
これは上述の通り、急加速、急減速に対応できる身体機能と体重を獲得すること・・・・ではありません!
こんなことはどのチームでも徹底してやっています。
もちろん必要なことではありますが、他チームとの差はこれではつきません。
むしろ、これをやっていないチームが他チームと差をつけられているというほど、すでに前提といって良いものです。
では、高校で強いチームを作るために必要なこととは?
それは、セルフケアの徹底です。
以前「セルフケアの重要性」で書きましたが、チームケアとは異なります。セルフケアです。
なぜセルフケアが高校バスケにおいて重要なのかと言うと、
まず強度の高い練習を、高い頻度でこなしている分、身体への負担が中学と比較して増えるからです。
セルフケアは、疲労回復とともに偏った身体の使い方の予防にも効果があります。
偏った身体の使い方は局所に負担が集中しやすいため、ケガつながります。
そして大事なことは、ケガで離脱することなく練習を継続することができれば、上述の急加速、急減速に対応できる身体機能は自ずと出来上がってくるということです。
だから、高校バスケではセルフケアが重要なのです。
セルフケアとは「自ら行う、自らの健康を維持するための取り組み全て」です。
バスケと真剣に向き合うために、練習以外で自分で自分のためにできることを考えることもセルフケアです。
これを徹底してできる選手が多いチームが勝つ。
いかがだったでしょうか。
とても当たり前のことです。
しかし、これを徹底してできる高校の選手ははたしてどれほどいるでしょうか。
大学や社会人、プロのレベルになればこれが当たり前です。
なぜなら、これができない選手はそのレベルでプレーすることができないほど厳しい世界だからです。
上を目指すなら、セルフケア!
長文失礼いたしました。
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