こんにちは。
今回もNBAの動画を利用させていただいてパフォーマンスを支える足関節の動きを見ていきたいと思います!
前回が「回外」の動きでしたので、今回は「回内」の動きを見ていきましょう!
[getpost id = “970”]
力を借りるのは、Derrick Rose選手!
まずは動画を御覧ください。
足関節の「回内」
こちらのシーン(開始位置を指定してあります)
動画開始から1つ目のドライブです。
ディフェンスに対しフェイントを掛け、最終的に左側から相手を抜き去りレイアップを決めるというシーンです。
注目する足は、相手を抜く瞬間の右足です。
その瞬間を切り取ってみると、
このような姿勢で踏ん張っています。
右足で踏んで、右に向かうという動作ですので、スネの骨は外側に傾いています。
それに対し、足の裏は床を捉えています。
例によって模式図にしてみましょう。
模式図にしてみると、スネの骨の傾斜に対し、足の裏は地面を捉えているので、足の裏がスネの骨に対して外を向いているかたちになります。
以前紹介した足首回内の可動域と重ねてみましょう。
いかがでしょうか。
スネの骨を垂直方向に立てると、よりわかりやすくなります。
足の裏は外に向いていますよね。
今回もバッチリ重なりました。
被写体を褒めるべきでしょうか。それともこのシーンを選んだ私がすごいのでしょうか…。
いいえ、これは足関節の正常可動域をしっかり使えているDerrick Rose選手を褒めるべきでしょう。
おそらく彼も何度も捻挫を経験しているはずですが、しっかりと可動域を戻し、コントロールできるようにリハビリをし、実践で使えるようにトレーニングしてきた結果です。
こういったところに一流アスリートの凄さを感じます。
たかが捻挫ではないのです。
これは指導者、選手、保護者の皆様に考えてほしいことです。
話が少しそれましたが、このスネの骨に対し足の裏が外を向く動きが回内です。
踏ん張る足の方向に身体を押し込むために必要な足首の動きです。
クロスステップの動きなどがそうですね。
同じ動画内でいくつか探してみましたので、御覧ください。
いかがだったでしょうか。
バスケットにおいて足関節の動きがどれだけパフォーマンスを支えているかイメージしていただけたと思います。
内にも外にも捻られながら、体重を支え、さらに加速したり減速したり…。
逆に言えばそれだけのストレスを受けているということです。
バスケにおいて足のケガが多いことも納得です。
捻挫からの復帰ににおいてしっかりとしたリハビリが必要なことは言うまでもありませんが、
しっかり日々のとケアもしてあげてくださいね。
こちらもチェック! 足の諸問題に効く!?バスケットのフットケア
この記事を通してDerrick Rose選手の動画めっちゃ見ました。
ほんとに異次元のキレ。
サッカーで言う全盛期ロナウド的なところがある気がします。
膝のケガがなければ…とやっぱり言ってしまいますよね…。(今でも十分スペシャルですが)
長文失礼いたしました。
コメント