こんにちは。BMSL(@Basketball_MSL)です!
バスケのフィジカルを強化したいけれど、どんなアイテムを使えば良いのかな?
アイテムは効率よく使ったもん勝ち!
いくつもの学校を訪問してきた私の目線で、“使えるアイテム”を厳選しました!
今回は私が実際に訪問したスポーツ強豪校にあって、
「これはいい!」と思った“フィジカル強化アイテム”
をご紹介します。
- 本記事の筆者
バスケのフィジカル強化アイテム9選【一覧】
バスケのフィジカル強化に効果的なアイテムの一覧をご紹介します。
以下のものを用意すれば、フィジカル強化も効率的に行うことができるでしょう。
- 長いチューブ
- 短いチューブ
- ラダー
- ミニハードル
- メディシンボール
- HIT BAG
- バランスボール
- ケトルベル
- ウォーターバック
バスケのフィジカル強化アイテム9選【フィジカルの豆知識】
バスケ日本代表も課題とする『フィジカル』。
代表レベルでなくてもその重要性については広く知られるようになったのではないでしょうか。
『フィジカル』ってなに?
そもそもフィジカルとは「肉体的」とか「身体的」という意味で使われることが多いです。
細かい定義がされているわけではないので「体の強さ」と考えていただいてOKでしょう。
単に、ぶつかり合いのときの力だけでなく、瞬発力や持久力、バランスなど、身体能力全般をさしていることは知っておいて下さいね。
『フィジカル』は自重+αで強化できる!
じつは、『フィジカル』を鍛えるのに特殊な器具は必要ありません。
重いバーベルを使ってトレーニングするというイメージもあるかもしれませんが、強化する能力によっては自重だけでも十分に強化することができます。
とはいえアイテムを利用することでトレーニングの効率が上がったり、強度が上がったり、使ったもん勝ちという側面もあります。
特別なこだわりがない限り、積極的にグッズを利用することをオススメします。
なくても工夫すれば何とかなりますが…
「あるに越したことはない」です!
これから紹介するアイテムは、自重トレーニングの+αとして効率を上げてくれるものを選んでいます。
シンプルなものを選んだので、使う人の考え方、使い方次第でバリエーションは無限大。
重いバーベルとは違い補助者の必要もなく、自宅で一人でできてしまうという利点があります。
自重+α(アイテム)で効率よくフィジカルを鍛えましょう!
【保存版】バスケのフィジカル強化アイテム9選
それではフィジカル強化グッズを厳選してご紹介します。
①長いチューブ
最近ではNBAのアップでもちらほら目にするこのチューブ。
バスケに限らずですが、アスリートが利用している動画がSNSなどでも流れてきますよね。
このチューブのいいところは、とにかくシンプルに抵抗をかけられるところ。
端をなにかに引っ掛けてスクワットするもよし、横歩きするもよし。
スペースとパートナーがいればダッシュなどスピード系のトレーニングも可能です。
バンドの強さ(抵抗の強さ)は種目や部位、フィジカルレベルによって分けられたほうが良いので、複数(上記のようなセット)の購入をオススメします。
強いほうが良いと思って最強抵抗のバンドを買うと、種目によっては強すぎてトレーニングの邪魔になることがあります。
あくまで+αの要素として利用できるといいですね。
使ってみたら「これ良い!」となること間違いなし。
②短いチューブ
こちらはセルフエクサイズの王道アイテムでしょうか。
BMSLでもいくつか短いチューブを利用したエクササイズを紹介しています。
先ほどの長いチューブと違い、自分の体の範囲でチューブを巻けるのが大きなメリットです。
バンドの強度によっては動きは地味でもかなりタフなトレーニングもできます。
地味だけどタフ…使った人には分かるはず…!
比較的安価なので、チームでの取り組みにもフィットするかなと思います。
練習にマイチューブを持ってきてもらうなんてことも、保護者の方の理解次第で可能かなと。
これも先程と同様、バンドの強さは複数持っていったほうが良いでしょう。
③ラダー
ラダーはすでに持っているチームも多いかと思います。
ドリブル練習の際に使用している場面も見られますね。
使い方次第で様々な練習に利用できますが、やはりフィジカルとしてのステップやそれに伴う体幹のコントロールに焦点を当てたいものです。
ちなみにですが、「ラダーが壊れた!」という声を私はこれまで聞いたことがありません。
かなり長く使える代物だと思っています。
「からまった!」はあるあるですね。
④ミニハードル
先ほどのラダーと異なるのは、高さがある点と向きや位置を自由に設定できる点です。
特にハードルの高さはもも上げの高さに影響を与えるので、股関節に良い刺激を入れたい指導者や選手は必須アイテムかと思います。
ラダーだけだと足先だけのステップになりがちなので、股関節+体幹を鍛えたいのであればぜひ取り入れてみましょう!
↑の商品は高さが変えられるので便利ですよ。
⑤メディシンボール
メディシンボールって、名前はカッコイイのですが実はただの重いボールです。
重さを利用するならダンベルでもよいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、やはりこのボールにはダンベルにない良さがあります。
そう、投げられるのです。
地面や壁に叩きつけたり、パートナーに放り投げたり、比較的安全に瞬発系の動作を鍛えることができます。
多くのメディシンボールはそういった使い方を前提に設計されているので、柔らかく作られています。
中には全く弾まないほどにブヨっとしたものもあります。
騒音には注意が必要ですが、床や壁を傷つけるリスクが少ないことは大きなメリットになりますよね。
購入する際の重さに関してですが、
初心者の方は、体重の10分の1のさらに半分くらいが個人的には良いかと思います。
勢いをつけるトレーニングでは急に重いボールを扱うのは危険です。
体重の1/10のさらに1/2程度が初心者にはオススメ。
例:体重60kgの選手なら、3kg
40kgの選手なら、2kg
重量アップは重りに扱うことに慣れてから!
特にまだ重りを扱ったことのない選手はそれ以下でも良いかもしれません。
軽い負荷でも効かせることに焦点を当てましょう。
小中学生ならバスケボールで十分かもしれません。
LINDSPORTSさんのメディシンボールは重さに関わらず直径が35cmあるのが良いですね!
軽い重量だとサイズも小さくなることが多いので、おすすめです。少々かさばりますが。
⑥HIT BAG
これ、強いチームにはほとんどあります。
バスケットはぶつかり合いのスポーツです。つまり、ぶつかり慣れているチームのほうが絶対的に有利なのです。
ちなみに、バスケ日本代表の篠山選手がワールドカップ後にコメントしていたのはこのぶつかり合いの部分。
「世界で戦うためには体のぶつかり合いに慣れていかなければならない。
そのためにはチャンスがあれば育成年代に柔道やアメフトのようなコンタクトスポーツを経験することも大切なのではないか」と。
ぶつかり合いを学ぶには、ぶつかるしか無い!
練習のアクセントとして取りいれてみてはいかがでしょうか。
⑦バランスボール
バランスボールも王道のアイテムですね。
ただ、リラクセーションアイテムとして認識されている感も少しあるので、フィジカル強化アイテムとしても超有用だということをお伝えします。
このバランスボールに求めるのは“不安定さ”です。
- 腕立て伏せの足をバランスボールに乗せる
- バランスボールをお腹の下において平泳ぎ、クロールをする
使い方次第で、フィジカル強化にも役立てることができます。
サイズは60cm程度がちょうどよいかと思います。
ちなみに私が使用しているものは58cmです。
⑧ケトルベル
やや上級者向けのグッズになりますが、ケトルベルは選手の自宅にあったら良いな…と思うことが多いです。
ケトルベルの利点は両手で握れるように設計されているところ。
両手でしっかりと握って振ったり、持ち上げたり、勢いのあるトレーニングができます。
↑のように下の部分がラバーに覆われているのがオススメ。
重いので床が傷つきます。屋内使用ならマストです。
⑨ウォーターバッグ
ウォーターバッグはある高校のウエイトルームに置いてあり使わせてもらったのですが、かなり良い代物です。
スクワット、ランジ、ツイスト、もって歩くだけでも効く効く…。
そして意外と安い…!
収納場所の確保ができるのであれば即決レベルのコスパかと思います。
トレーニングのアクセントとして利用するなら10kg前後で良い刺激になるでしょう。
バランスを崩されすぎてメインの運動ができなくなっては元も子もありませんので、その辺りは気をつけたいところですね。
水の量で重さを調整できるので、「どうせなら大きめのサイズを」はありだと思います。
【保存版】バスケのフィジカル強化アイテム9選【まとめ】
私が実際に訪問した『スポーツ強豪校』にあって、これはいい!と思ったフィジカル強化アイテムをご紹介しました。
- 長いチューブ
- 短いチューブ
- ラダー
- ミニハードル
- メディシンボール
- HIT BAG
- バランスボール
- ケトルベル
- ウォーターバック
これらのアイテムは私が実際に足を運んできた小・中・高・大といった様々なカテゴリーの学校にあったものです。
フィジカル強化という課題にたいして、実際に強豪校が使用しているアイテムということで、試してみる価値は十分にあるかなと思います。
最初にも書きましたが、アイテムは使ったもん勝ちです。
アイテムを上手く利用して効率よく『フィジカル』を鍛えちゃいましょう。
次の世代で活躍するため、現状の壁を打破するため、様々な目的はあると思いますが、ベースとなる体つくりに目を向けられる選手や指導者が増えてくれることを願っています。
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