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試してみて!ちょっとした”膝の違和感”に対する簡単マッサージ

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む…
膝に違和感が…

大丈夫でしょうか。
簡単なマッサージを試してみませんか?

こんにちは!BMSL(@Basketball_MSLです!

ちょっとした膝の違和感、感じたことはありませんか?

バスケットは膝を酷使するスポーツと言われます。

膝は様々な筋腱が入り組んでおり、使いすぎると違和感の生じやすい部位でもあります。

そこで今回は、膝のお皿の下付近の違和感に対する、簡単マッサージを紹介したいと思います。

膝の動きが気になる中高年、高齢者の方にもオススメの簡単マッサージです。

試合前でも職場でも、いつでもできるのでやってみてくださいね!

お!

ひどい違和感、痛みのある場合は病院への受診が基本です。

 自己判断せず、医師に診断してもらいましょう。

  • 本記事の筆者
BMSL管理人について

要注意部位「膝のお皿の下」とは

今回、「膝のお皿の下」に注目したのは、ここに違和感が出ることが多いからです。

ちなみに、痛みが生じる部位もここ。
つまり、違和感をそのままにしておくと痛みに継がなる、とも考えられます。

さて、ここには何があるのでしょう。まずは解剖学的なところからみていきましょう。

膝のお皿=膝蓋骨(しつがいこつ)

膝の解剖 膝蓋骨

膝を正面から見ると、円い骨があります。これがいわゆる「膝のお皿」、膝蓋骨という骨です。

横から見ると、この膝蓋骨はモモの骨とスネの骨の前側に位置しています。

この3つの骨の位置関係は、筋肉の力を伝えるのにとても効率が良い構造となっています。

お皿の下は骨だけでは空間ですね。
つぎは筋肉をつけてみますよ。

大腿四頭筋と膝蓋腱

さて、膝蓋骨に筋肉をつけてみました。

この筋肉が有名な大腿四頭筋です。

大腿四頭筋は膝蓋骨に付着し、そのまま脛骨に付着します。

この膝蓋骨から脛骨の間、つまりお皿の下にあるのが膝蓋腱(膝蓋靭帯とも呼ぶ)です。

膝の解剖 膝蓋腱

これにより、大腿四頭筋に力を入れると膝蓋骨を介して脛骨に力が伝わり、膝が伸びる、という仕組みになります。

かなり強い力がこの膝蓋腱に伝わるため、疲労がたまると違和感に繋がる可能性のある部位です。

よく聞く「ジャンパー膝」はこういった部位に炎症が生じ、痛む、というう病態です。
気になる方は別記事をご覧ください。

つまり、違和感はここ?

そうかも知れません。
ただ、もう一つ可能性の高い部位があるのでみてみましょう!

潤滑剤の役割「膝蓋下脂肪体」

違和感の原因となる部位は、膝の断面を見るとわかります。

さきほどの膝蓋腱の裏にその組織があります。

膝の解剖 膝蓋下脂肪体

図では黄色で示した部分です。

これは「膝蓋下脂肪体」といわれる脂肪の塊であり、膝の潤滑剤クッション材といった役割を果たしていると言われています。

つまり、この脂肪体が膝の運動を円滑にするためのキーマンといっても過言ではありません。

では、もしこの脂肪体が何らかの理由で硬くなったりして、その役割を果たせなくなったとしたら?

膝が上手く動かなくなる…?

そのとおり。

この不具合が、「膝を伸ばしきるとなにか詰まる感じ」であったり「ちょっとした痛み・違和感」につながるの事があるのです。

膝蓋下脂肪体のマッサージをしてみよう!

つまり、膝蓋下脂肪体を柔らかくするれば違和感が消えるかもってこと?

そうです。
軽症の場合はマッサージで良くなってしまうかもしれません。
でも大事なことがあるんです。

マッサージにはその部位をほぐす柔らかくする効果があります。

つまり、マッサージをして違和感が減るか、無くなるかした場合、

「膝蓋下脂肪体の周囲が硬くなっていることが、違和感の原因である」ということがわかるんです。

逆に、マッサージでも変化がなければ硬さが問題ではない可能性が高まります。

大切なのは、マッサージをしてみてどうか?を感じること。
その効果の有無でわかることもあるんです。

なるほど。
して終わりじゃないってことね!

マッサージで改善した場合、そこが固くなる理由を、

改善しなかった場合、さらなる原因の探求を、しなければなりません。

良くなったとしても、何度も繰り返すのはよくありませんから。

マッサージ方法

さて、硬くなり、本来の役割を果たさなくなったであろう膝蓋下脂肪体をマッサージしてみましょう。

といってもマッサージの方法はとても簡単です。

膝蓋骨 マッサージ

図のように膝のお皿の下の部分を両方の親指で挟みます。

そのままグリグリと揉み込みます。

基本はこれで終わりです。

20〜30秒ほど揉み込んで、違和感のあった動きを再現してみてください。

どうでしょうか。変化がありましたか?

お!!

「悪くないぞ?!」と感じた方は、さらに膝の運動をともなったマッサージもやってみましょう。

やり方は簡単、同様に親指でお皿の下を挟みます。

そこで、挟んだまま膝の曲げ伸ばしを行います。

膝蓋骨 マッサージ2

「うん!いい感じだ!」となっていただけたでしょうか。

これ、リハビリでもよくやるマッサージなんです。

うんうん!
いい感じ!

おわりに

いかがだったでしょうか。

良い感触があれば嬉しいです。

ただ、1つ注意してほしい点があります。

このマッサージは即時的な効果がありますが、根本的な「脂肪体が硬くなってしまう原因」を解決しているわけではありません。

練習のし過ぎが問題なのか、身体の使い方なのか、
そこに視点を持ってほしいなと思います。

多くの場合、お皿の下の違和感は、大腿四頭筋の使いすぎや、大殿筋・ハムストリングスの弱さから生じる印象があります。

是非そこの改善も目指してみてください!

関連した記事をのせておきます。

長文失礼いたしました。

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この記事を書いた人

BMSL管理人のアバター BMSL管理人 理学療法士

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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