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アイシングの最新知見:スポーツ医学における効果と注意点

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こんにちは!BMSL(@Basketball_MSLです!

バスラボ

アイシングってしますか?

ケガした時はする…けど…?

バスラボ

じつは、
ここ5年ほどですが、アイシングについての議論が活発化しているんです。

アイシングって私が子どもの頃からあるけど、まだそんな議論の余地があるの…?

スポーツにおけるケガの治療法として広く知られているアイシング。しかし、その効果や適切な使用方法についてはまだ議論の余地があることを知っていましたか?

今回は最新の研究をもとに、アイシングの効果と注意点について詳しく解説します。

  • 本記事の筆者
BMSL管理人について
目次

アイシングの基本的な効果

アイシングは、ケガ直後に患部の温度を下げることで痛みを軽減し、二次的な損傷や炎症を抑えることを目的としています。

特に、ケガ後の最初の6時間以内に使用することで、痛みや腫れを効果的に抑えることができます。

そもそもなんでアイシングするのかってあんまり考えたことなかったかも…

バスラボ

たしかに、私も学生の頃はそんなこと考えたことなかったです。

捻挫したらアイシングみたいな…。

バスラボ

この基本的な効果と目的くらいは学生にも知っておいて損はないかもしれませんね。

最新研究からいわれていること

最新の研究によると、アイシングは痛みの軽減には効果的ですが、二次的な損傷の抑制や組織再生には効果がないことが示されています。

二次損傷には効果なし…二次損傷って?

ここでいう二次損傷は、初期の怪我に続いて発生する追加の損傷を指しています。具体的には、炎症や組織の再生過程において、初期の損傷が広がったり、悪化したりすることを意味します。

さらに、動物実験では、アイシングが組織再生を遅らせる可能性があることが示唆されました。

えっ?つまり治りが遅くなるってこと?!

バスラボ

実はそのような研究はけっこうあって、
つまり冷却することで血流が少なくなり、組織の再生が遅れるというのです。

血流…

バスラボ

結局は損傷した組織に栄養を運び、老廃物を撤去するのも血流ですから、これを少なくしてしまうアイシングは回復だけを考えると余計なことになってしまうんです。

いやーこれは知らなんだ…

アイシングの適切な使用方法

アイシングは、ケガ直後の最初の6時間以内に使用することが推奨されますが、12時間以降の使用は注意が必要です。

長時間のアイシングは、組織の回復を妨げる可能性があるため、適切な使用が求められます。

とりあえず6時間以内ならOKなのね

バスラボ

そのようです。
ケガした直後は炎症が強く痛みも強いので、まず痛みを軽減させることにメリットがあるということになります。

ただ12時間以降はやめておくべきと

バスラボ

これはやはり回復に悪影響が出る可能性を言っているのでしょう。
とはいえ、私だったら痛かったら冷やします…。
トップアスリートでもありませんので、自分の生活に痛みで不便が出るくらいなら12時間以降も随時冷やすと思います。

え、いいんだ

バスラボ

この辺りは、絶対にこうしろ!というものではありません。
あくまで知識としてこうした研究結果を頭に入れつつ、どうするか。
それぞれの選手が考えれば良いと思いますよ。

痛くて眠れないほどなら、少し冷やして、とかね
なるほど。

まとめ

アイシングは、スポーツにおけるケガの初期治療として有効ですが、その効果や適切な使用方法については最新の研究を参考にすることが重要です。

バスラボ

とりあえず、冷やすのはケガ後6時間。
効果は痛みの軽減のみで、決して組織の回復を早めるわけではないことは知っておきましょう。

うんうん
なんか冷やすと治っていくものだと思ってた節あるもんな。

長時間の使用は組織の回復を遅らせる可能性が研究結果から示されています。

それを踏まえて、どうするのか。ケガしたから漫然と冷やすのではなく、目的、効果、適切なタイミングを考えながらアイシングができると良いですね。

こちらが参考にさせていただいた研究論文になります。

Racinais S, Dablainville V, Rousse Y, Ihsan M, Grant ME, Schobersberger W, Budgett R, Engebretsen L. Cryotherapy for treating soft tissue injuries in sport medicine: a critical review. Br J Sports Med. 2024 Sep 5:bjsports-2024-108304. doi: 10.1136/bjsports-2024-108304. Epub ahead of print. PMID: 39237265.

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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