こんにちは。
BMSL(@Basketball_MSL)です!
『何事も継続が大切。』
よく言われる言葉ですよね。
バスケのストレッチも、もちろん『継続』が大切です。
- ストレッチの必要性を感じない
- ストレッチが継続できない
- ストレッチを継続する方法が知りたい
- ストレッチの指導に悩んでいる
ストレッチが継続できない理由①『ストレッチしなくてもプレーできる』
その通りですよね。実際に体育館で選手に言われた言葉です。
ストレッチなんてしなくてもプレーはできる。
いま元気な選手、どこも痛くない選手はストレッチの必要性を感じません。
ストレッチをすればケガを減らせるといった研究結果があったとしても、現状何も問題のない選手には響かないのです。
必要性を感じない、これが選手のストレッチが続かない理由の①になります。
つまり、ストレッチの継続には選手に「ストレッチの必要性」を感じてもらことが重要なのです。
とはいえどんなに説明をしても響くかどうかは選手次第。
それが選手としての伸びしろ、いわゆる ”Coachable(指導を受けいれる能力)”かなとも思います。
『ストレッチしなくてもプレーできる』に対するアドバイス
関節の可動域、筋肉の柔軟性は自然と減少しているものです。
とくに日々ハードな練習に取り組む選手ではなおさらです。
毎日プレーはできるけど、実は少しずつパフォーマンスが落ちているかもしれません。
これ、自分ではなかなか気が付かないものです。
トップアスリートがプロのマッサージやストレッチを受け、日々体をリセットしているのには理由があります。
それは知らず知らずのうちに落ちるパフォーマンスを予防し、高いパフォーマンスで練習に取り組むためですね。
高いパフォーマンスで練習に取り組んだほうが上手くなる、強くなるのは当たり前。
あなたの目標を達成するために、ストレッチの必要性はどれほどか、理解することが重要です。
ストレッチが継続できない理由② 『ストレッチしても上手くならない』
ストレッチをすると、
シュートが入る!ドリブルが上手くなる!バリエーショが増える!駆け引きが上手くなる!
ことは残念ながらありません。
ストレッチをしたからといってバスケが上手くなることはないのです。
事実です。
技術面だけ見ればストレッチするよりシュート、ドリブル、1on1していたほうが間違いなく上手くなります。
選手は上手くなるために競技をしているわけなので、ストレッチなどしている暇がありません。
つまり競技に対するストレッチの優先順位が低くなってしまい、続かないのです。
『ストレッチしても上手くならない』に対するアドバイス
シュートやドリブル、駆け引きに使うフェイント、切り返しのパフォーマンスは全て身体機能に依存します。
不足した身体機能(可動域の狭さ)の上に技術的な上手さをのせることはできないことを知りましょう。
これに関しては以下の記事で紹介しています。
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また、人間は知らず知らず得意な動きを繰り返すもので、別の動きに必要な可動域は減少していきます。
なにか新しい動きを習得したいのであれば、つまり上手くなりたいのであれば、関節の可動域に余裕が必要です。
「可動域の余裕は、上手くなるための余地」
こんなイメージをもってみてはいかがでしょうか。
上手くなるためにストレッチの優先順位を一つ上げてみてください。
ストレッチが継続できない理由③ 『そもそも効果を感じない』
やってた時期もあったけど、効果を感じなかったからやめたという話はよく聞きます。
そういった経験のある選手にいくつか質問をしてみると、ストレッチの目的や求める効果が曖昧なことが多いです。
つまり自分がストレッチに何を求めるのか、具体的にわかっていないのです。
例えば、こんな感じ。
体が硬くてなにか問題があったのかな?
先生に。
そしたらどこが硬くて、どんな問題になるのかちょっと見てみようね。
おねがいします!
これはよくあるパターンです。
体が硬い(と言われた)からストレッチをやってみたものの、そもそも硬いと何が悪いのかわかっていない。
ストレッチをする理由は「先生に言われたから」。
これでストレッチを継続するのは至難でしょう。
以前の記事でも書いたことがありますが、そもそも「体が硬い=悪い」といった考えは短絡的で、正しいとは言えません。
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より強いバネの力を生み出すためですね。
この理由③はストレッチが続かない最大の理由といって良いでしょう。
まずストレッチを行うにはストレッチの効果を知っておかなければなりません。
リラクセーションや筋肉の伸張性改善、関節の可動域拡大、血流の増加、筋温の上昇などなど、ストレッチで生じる体の変化は様々です。
ストレッチの効果を自分の目的にどう利用するのか、具体的にイメージできなければ必要性は感じず、優先順位は下がり、結果継続は難しいでしょう。
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『そもそも効果を感じない』に対するアドバイス
先程のAくんの体をチェックしたところ、お尻の筋肉がかたいことがわかりました。
またパフォーマンスとして「もっと跳びたい、キレがほしい」といった要望があることもわかりました。
そこでシンプルなお尻のストレッチをその場で教え、
- 股関節の可動域に余裕があればもっと様々なトレーニングができること
- そうすればパフォーマンスの向上が見込めること
を実感してもらいました。
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その後は本人次第になるのですが、
このように本人の求めていることとストレッチの効果が合致することは重要なことです。
パフォーマンスを上げたい→股関節の可動域が不足→ストレッチ→トレーニングの質の向上→パフォーマンスアップ
というように、具体的な目的と効果を明確化し、そこにストレッチを組み込んであげると格段にストレッチの継続はしやすくなります。
おわりに
- 自分の目標を達成するために、ストレッチの必要性はどれほどか理解しよう。
- なにか新しい動きを習得したい=上手くなりたいのであれば、関節の可動域には余裕が必要。「可動域の余裕は、上手くなるための余地」だと理解しよう。
- 具体的な目的と効果を明確化し、そこにストレッチを組み込もう。
ストレッチが続かない人は多いです。
ただ、トップアスリートはお金をかけてでもやっています。
それは間違いなくパフォーマンスにとって良いことがあるから。
逆に捉えれば、一握りの継続できる選手がトップアスリートになる権利を得る、と考えることもできるのではないでしょうか。
皆様の続かなかった理由はどこにあるかわかりませんが、この記事が”新しい気づき”につながれば幸いです。
◆『習慣化』が苦手な方におすすめの本
文中でも書きましたが、何事も続けるには”習慣化”が必要です。
この“習慣化”、簡単なようで難しいですよね。
そんな方におすすめの本をピックアップしてみました。
・『小さな習慣』
たとえば、毎日腕立て伏せを1回。
10年間も運動不足だった著者は、そこからスタートして今では、本格的な筋トレをこなすようになったそうです。
小さな習慣とは、”毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動”のこと。
肩の力を入れすぎずに、”習慣化”を目指す人におすすめの本です↓
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・やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学
こちらはAmazonのベストセラー1位(経営学修士部門)の本です。
モチベーション科学の第一人者が教える「心理学的に正しい目標達成の方法」とは?
目標達成について、より科学的に理解したい方におすすめの本です↓
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